「博物館 網走監獄」の紹介です。‘17年4月29日(土)からGWを利用して2泊3日で道東にツアー旅行で訪れました。前回の「海明け毛ガニ 網走海鮮市場 道東旅行-8 (北海道 川上郡 弟子屈町) 」からの続きとなり、旅行2日目の紹介となります。
流氷の下でプランクトンを食べて育った「海明け毛ガニ」の昼食を「網走海鮮市場」で頂いた後、「博物館 網走監獄」に向かいました。
基本プラン(追加料金無し)は山頂(207m)の展望台から知床半島などを望むことが出来る「天都山」となりますが、オプション(別料金)で天都山にある「オホーツク流氷館」あるいは「博物館 網走監獄」を選べました。
「天都山」と「オホーツク流氷館」は2年前(’15年)のGWに道東旅行をした際に立ち寄りましたので、今回は「博物館 網走監獄」へ訪れる事にしました。
’15年のブログ記事です: 網走 天都山 ・ オホーツク流氷館 道東旅行-4(北海道 網走市)

永専寺(えいせんじ)の前を通過します。こちらのご住職が網走監獄の教誨師を務められたご縁で、1924(大正13)年に旧網走監獄正門がお寺の門として払い下げられた事により、旧網走監獄正門のあるお寺として知られているとのことです。




JR網走駅前を通過します。以前にも紹介させて頂きましたが、正面の「網走駅」の駅名看板は縦書きとなっています。これは網走刑務所から出所してくる受刑者が、「横道に反れないように」という願いが込められているとのことです。今回もバスガイドさんから同じように説明を受けました。


「博物館 網走監獄」に到着です。「博物館 網走監獄」は網走刑務所の全面改築工事に伴い、旧刑務所の建築物をここ天都山中腹に移築復原した施設となり1983(昭和58)年に開館しました。
私が最初に訪れたのは今から30年以上前の’85年頃だったと記憶していますので、開館直後だったことになります。
観光での再訪になりますが、久しぶりに訪れると、思わず「網走刑務所、懐かしいなあ」と声に出してしまい、周りの方が引いてしまうこともあると、バスガイドさんから言われましたので、私も30年以上振りの再訪で懐かしかったですが、声には出さないでおきました。

 
ガイドさんが説明してくれての案内でしたので、とてもわかりやすく見学することが出来ました。


明治末期に作られた煉瓦作りの独居房です。監獄内の規則を守らない受刑者が罰としてこの独居房で一定期間生活させらたとの事です。

 
窓もないこの独居房に入れられることを受刑者は恐れていたとのことです。


放射状になった舎房に向かいます。


「五翼放射状平屋舎房」と言われるこの施設は刑務所の施設としては日本国内最古で、木造の刑務所建築としては世界最古と言われているとのことです。


放射状になっていることで監視もしやすい構造だと思いました。


独房の中も拝見出来きました。


天井付近に人が見られますが、これは26年間もの服役中に4回(青森、秋田、網走、札幌刑務所)の脱獄を決行した受刑者の脱獄を再現した光景となります。

 
この脱獄の常習犯は吉村昭さんの「破獄(はごく)」と言う小説にもなっており、最近では本年(’17年)4月12日にテレビ東京で開局記念日スペシャルドラマとして放送されました。


こちらは現在の網走刑務所の独房を再現した物となります。


お土産物屋さんですが、Tシャツがなかなかユニークでした。


「博物館 網走監獄」を後にして、2日目の宿泊先である「温根湯温泉(北海道 北見市)」に向かいました。

 
トリップアドバイザーによる紹介です:
博物館 網走監獄

本年('17年)のGWに訪れた道東旅行は、何回かに渡り紹介させて頂きますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。