鳥海山麓の「獅子ヶ鼻湿原」の紹介です。 '16年7月29日(金)から31日(日)まで相方と2人で東北旅行に行きました。前回の「鳥海山麓 元滝伏流水 東北旅行-4 (秋田県 にかほ市)」からの続きとなり、旅行2日目の紹介となります。
「にかほ陣屋」で昼食を頂いた後、「獅子ヶ鼻湿原」に向かいました。

「中島台レクリエーションの森」は、鳥海山麓北側に位置し、湧水池をはじめ11ヶ所から湧き出た伏流水が流れ、約26ヘクタールの広さをもつ、「獅子ヶ鼻湿原」を形成してるそうです。

幸にもお目にかかりませんでしたが、熊の目撃情報があったようです。

森林浴を楽しみながら遊歩道を歩いて行きます。

大きな異形ブナでロウソク縦の形に似ていることから燭台と呼ばれているそうです。

そしてこちらは江戸末期に実際に使っていた炭焼き窯とのことです。

苔生している石が時代を感じさせます。

「あがりこ大王」に到着です。樹齢300年・幹回り7.62mと他を圧倒する森の「王様」です。江戸時代末期から昭和の時代まで続いていた炭焼きのために伐採した枝が、芽を出し成長を続けたことが、この独特な樹形の理由だと言われています。空に向かい大きく枝を広げ成長するブナの生命力の強さや、自然の神秘を感じるだけではなく、その側にいるだけで見守られているような安心感、癒しを与えてくれます。(にかほ市観光協会のホームページより)

炭焼きをするために常に2m位の高さからブナを切ることを続けていたため、そこから芽が出て異形のブナになったと考えられているそうです。

樹齢300年の「あがりこ大王」に別れを告げて、「鳥海マリモ」の見学に向かいました。

阿寒湖のマリモとは異なりますが、この辺りは、世界的に貴重なコケが広範囲かつ大量に群生しており、この「鳥海マリモ」はここ獅子ヶ鼻湿原でのみ見られるものだそうです。

「鳥海マリモ」の見学も終え、ツアーバスの待つ駐車場にもどりました。 この辺りでもまだ紫陽花を拝見することができました。

名前は存じ上げませんが、これはどうも食べられないキノコのようです。

「獅子ヶ鼻湿原」を後にして、2泊目の宿泊先である鳴子温泉郷に向かいました。

'16年7月に訪れた「東北旅行記」は数回に渡り紹介させて頂きますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。