「百済寺(ひゃくさいじ) (滋賀県 東近江市)」の紹介です。‘23年11月に3泊4日のツアー旅行で相方と2人で「奈良・京都・滋賀」に訪れました。紅葉を見るのが主な目的のツアー旅行となり、前回の「  「永源寺」-2(奈良・京都・滋賀旅行-16) 」の続きとなり旅行最終日である4日目の紹介となります。
「永源寺」を後にして、今回のツアーでの最終訪問地である「百済寺」に訪れました。
「百済寺」は近江の最古級寺院で、今から1400年の昔、推古14年(606年)に、聖徳太子が百済人のために「押立山(771.8m)」の中腹に百済国の「龍雲寺」を模して創建された天台宗の寺院となります。
こちらでも青空の中、美しい紅葉が見られました。



落ち葉もそこそこありましたが、落ち葉の色もまだ紅葉色でそれも美しく感じられました。





「本坊庭園」です。大きな池と変化に富む巨岩を配した豪華な庭園です。



水面に映る美しい紅葉も見られました。



この辺りからは展望も開け、空気が澄んでいると「比叡山」まで見られる様です。





「表門」をくぐり更に進みます。



「仁王門」に着きました。 正面につり下げられた一対の大草鞋(わらじ)は昔は仁王像の大きさに応じて50cm程度でしたが、江戸時代中頃から仁王門を通過する参拝客が健脚・長寿の願を掛けるようになり、触れると、身体健康・無病長寿のご利益があると言い伝えられ、草鞋が大きいほどにご利益も大きいと、どんどん大型になっていき、今では3mほどになっています。地元の方々が、約10年毎に新調されているとの事です。



何回か再建され、江戸時代の慶安3年(1650年)現在の本堂が竣工されました。国重要文化財になります。



「千年菩提樹(せんねんぼだいじゅ)」となり、樹齢は約1,000年になります。 
天正元年(1573年)4月7日に織田信長の焼き討ちにあい、幹まで焼損しました。幸いにも熱が根まで及ばなかったために、幹の周囲から再び蘇って今日に至っています。



中央の空洞部(直径80cm)は焼き討ち当時の幹の直径に相当している事になります。



以下、写真の羅列となってしまいますが、天候にも恵まれ美しい紅葉を見られることが出来ました。

 




今回のツアーでの観光はこれで全てとなり、昼食を食べて帰路につく旅程となっていました。

「ソメイヨシノ」の「桜前線」も近づいている季節となりますが、暫く紅葉の記事が続きます。
昨年(’23年)11月に訪れた「奈良・京都・滋賀旅行記」は何回かに渡って紹介させて頂きますので今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。